2005-01-01から1年間の記事一覧

真田信治『標準語はいかに成立したか−近代日本語の発展の歴史』創拓社

1991年1月25日発行 ISBN:487138117Xまえがき 第一章 ことばの「標準」意識[中世末期] 1 宣教師たちの日本語感覚 生活語か説教語か 『日葡辞書』に見る上の語と下の語 方言語形の分布状況 2 女房詞は使えない 話しことばと書きことば 宣教師が使ってはい…

真田信治『標準語の成立事情』21世紀図書館84

PHP研究所 1987年3月24日発行 ISBN:4569219616 (文庫 ISBN:4569576079) まえがき 第一章 共通ことば感覚の誕生[中世末期] 1 宣教師たちの日本語感覚 生活語か説教語か 『日葡辞書』に見る上の語と下の語 方言語形の分布状況 2 女房詞は使え…

田中章夫『標準語』誠文堂新光社 1991.3.20発行

ISBN:441699107X まえがき 1 ことばの標準 日本語の姿 標準日本語を求めて ことばの正しさの基準 2 コミュニケーション・メディアによる標準化 テレビジョンことばへの同調 ラジオ放送による標準語化 電話のことばづかい 3 ことばのしつけと教育による標…

水野雅央『標準語の現在』葦書房

1992.1.10 ISBN:4751201689 (ISBN:4751206699)第一章 標準語の成立 西から東へ 外国人の観察 江戸語の標準語化 標準語創成期の社会的背景 文化革命の中から標準語への胎動 明治期のはなしことば 統一の機運 言文一致の動き 東京語の定着 標準語普及の行き過…

『現代作文講座6文字と表記』明治書院

定価一五〇〇円 昭和52年4月20日 初版発行 林大/林四郎/森岡健二編 表記の体系 樺島忠夫 一 表記の体系とは何か 二 日本語の文字体系 三 表記符号 四 表記要素 五 表記規則 六 文字体系の効率に関わる特性 七 表記体系の効率に関わる特性 八 文化的レ…

杉本つとむ『近代日本語の成立−コトバと生活』 桜楓社 

bk1 昭和35.1.1 序 第1章 東から西へ 一 新しい時代のおとずれ コノ頃都ニハヤルモノ 民衆の動き 二 京と鎌倉と 都の人々 坂東声 東国語 漢語と新文体 三 争乱から平和へ 下剋上 都市文化 僧と学問 武士と文筆 武者詞 女房詞 中央と地方 発音の琴 文字のこ…

杉本つとむ『近代日本語−歴史的所産としての言語』

紀伊国屋新書A-26 1966.2.28発行bk1(新裝版 bk1)第1章 近代語の源流 古代と近代との間 都と東と地方 ことばと道理の感覚 生活をおしすすめる標識 創作された漢字 外国人の日本語発見 戦乱と宮廷と女性 日本語のエスプリ第二章 庶民語の展開 中世から近世…

中野三敏『江戸名物評判記』岩波新書

岩波新書(黄版)313 1985年9月20日 第1刷発行 (特裝版 ISBN:4000091395) ISBN:4004203139 http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/42/9/4203130.html http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/00/5/0091390.html 開口 「江戸名物評判記」とは 命名苦心談の…

中野三敏『江戸文化評判記 雅俗融和の世界』中公新書1099

中央公論社刊 1992年10月15日初版 ISBN:412101099X 一人乗りのタイム・マシーンー「まえがき」巻ノ一 江戸的文化 一、江戸的文化あり ニ、ラクダは二瘤とはかぎらない 三、十八世紀の江戸 四、浮世絵の雅俗 五、出版社の氏神・徳川吉宗 六、戯作者の…

芳賀綏『新訂・売りことば買いことば』人間の科学社

1977年11月15日 第1刷発行 1978年1月10日 第3刷発行 bk1 (新版 ISBN:4822601269) 売りことば買いことば 一瞬の気合い 女人の論法 スジちがい 直言・曲言 仲なおり ふてくされるな アンタッチャブル "正義の味方" 間が悪い うれしがらせる ころし文句 批…

芳賀綏『失語の時代』教育出版

1976年1月20日第1刷発行 bk1 まえがき 暴威とBOY 暴威とBOY 無軌道文字 反抗・抵抗・反骨 一回生は一年生 ムスコは愚連隊? 主観的レッテル ビューチフル? 和英ドッキング アンバランス 辞書を疑う かたいばかりが ソボクは複雑 ニアミス漢語…

水原明人『江戸語・東京語・標準語』講談社現代新書

平成6.8.20発行 ISBN:4061492160 第1章 江戸ことばとは何か? 1江戸語の発生 家康、江戸へ移る 江戸時代の始まり 江戸の町づくり 江戸ことばの誕生 江戸っ子と「六方ことば」 「ベランメエことば」として生き残る 江戸の武家と町人 2武家ことばと共通語 …

読売新聞社会部(石山茂利夫)『東京ことば』読売新聞社

1988.6.20 1400円 ISBN:4643880570 二種類の東京ことば――序にかえて 井上ひさし1 下町ことば なまり二代咄――“春日部弁”じゃハナシにならねェ 870804 【林家正楽・桂南楽】 海中の島――「ヒ・シ」混同 純粋の江戸語 870805 しのまるの歌――アナウンサーでも悩…

石山茂利夫『裏読み深読み国語辞書』草思社

2001年2月16日 第1刷発行 ISBN:479421037X はじめに第1章 辞書に目・鼻をつける 1 辞書にも表情がある 「辞書編集者は弁明せず」 国語辞書の中の六本木 外来語の数は中型辞書より小型辞書が多い!? 辞書は世につれ編集方針につれ "漢語通り"が映える辞書 あ…

武藤康史『国語辞典の名語釈』三省堂

2002年12月20日 第1刷発行 ISBN:4385360944 はじめに 国語辞典で楽器の音色はどのように書かれたか 『大辞典』の笑い声 『辞林』『広辞林』のことわざの解釈 大西巨人と『広辞林』 『明解国語辞典』復刻版に寄せて 『日本国語大辞典』第二版に至る道 『袖珍…

石山茂利夫『国語辞書事件簿』草思社

2004年11月29日 第1刷発行 ISBN:479421362X はじめに──ミステリアスな辞書 1 激突! いろは対五十音 明治人には「新しい時代の波」だった五十音 福沢諭吉の「言海』批判 大槻文彦の「実験」 『言海』草稿の表紙は語る 利用者に資格を求めた辞書 「いろは」層…

小松寿雄『江戸時代の国語 江戸語――その形成と階層――』東京堂出版

『国語学叢書7』 1985.9.25 ISBN:4490200978 I 江戸語の捉え方 一 江戸の形成と江戸語 江戸の昔 江戸語形成の重要性 江戸語形成の諸相二 江戸語と階層 1 武家と町人の言葉 武家言葉は江戸語か 武家と町人の言葉の交流 旧幕体験者の証言 2 町人の言葉と階…

石山茂利夫『今様こくご辞書』読売新聞社

一九九八年十年八月十五日 ISBN:4643980753 まえがき 凡例 本書で使った辞書 「いさめる」 崩れた上下関係、目上も目下もない? 「鳥肌が立つ」 嫌悪感薄れ? プラスイメージにも 「何気に」 日本語の流れに逆行する新語 「まくま(幕間)」 誤読ではな 「かっ…

大庭脩『江戸時代の日中秘話』東方書店

1980.5.15 (新版 ISBN:4889780335)序章 忘れられた日中関係 歴史の常識と歴史の研究 鎖国 瀋陽市にて 日中関係史への反省 『講孟余話』から 江戸時代に輸入された漢籍 長崎のクリスマス 江戸時代の対外関係 ヨーロッパ研修の経験 スウェーデンの東印度会社…

司馬遼太郎『余話として』文春文庫

ISBN:4167105381 話のくずかご アメリカの剣客 春日の大杉 千葉の灸 普仏戦争 村の心中 策士と暗号 ひとりね 有馬藤太のこと 日本人の名前 日本人の顔 浪人の旅 異風の服飾 武士と言葉 謀殺 どこの馬の骨 幻術 要らざる金六 ある会津人のこと 太平記とその影…

宗政五十緒『近世京都出版文化の研究』同朋舎

昭和五十七年十二月二十五日発行 ISBN:4810403122 自序 I 近世京都の出版文化 一 近世京都の出版文化 概観 二 近世の出版情況 三 近世京都の出版 略史 四 劇書の成立と展開 五 幕末京都の書林と出版―弘化・嘉永期― 六 幕末京都の出版界の情況 七 出版文化の…

今田洋三『江戸の本屋さん 近世文化史の側面』NHKブックス299

昭和52年10月20日第1刷発行 日本放送出版協会 ISBN:4140012994 はじめに I 京都町衆と出版 一、京都書林の十哲 ニ、活字版から整版へ 三、町衆と出版文化 II 元禄文化と出版 一、ベストセラーとしての西鶴本 二、元禄の読者 三、元禄出版界の発展と限界 四、…

今田洋三『江戸の禁書』江戸選書 6

昭和五十六年十二月三十日 吉川弘文館 ISBN:4642070966 『禁書目録』 禁書とは 本書が扱う範囲 禁書の種類 禁書『古状揃』はまちがい 享保七年の出版条目 禁書の目録 「国禁耶蘇書」 耶蘇書の検閲 書本の禁書 絶版の書物 本書のねらい 文耕獄門 榑正町の夜講…

遠藤織枝『気になります、この「ことば」』小学館ジェイブックス

一九九八年一二月一〇日 第一版第一刷発行 ISBN:4095044233 はじめに第一章 女・男に関することば 「男女」の視点と「女男」の視点 文化の名による女性差別 「女心」ってどんな心? 「らしさ」から解放されたい 「男子顔負け」 「夫婦茶碗」は「めおとちゃわ…

遠藤織枝『気になる言葉-日本語再検討-』叢書・ことばの世界

一九八七年五月二十三日 南雲堂 ISBN:452326130x はしがき配偶者の呼び方 1 夫の呼び方─「主人」をめぐる論議 妻から夫を 「主人」をめぐる論議 いつから「主人」か 辞書の中の「主人」 新聞の中の「主人」と「夫」 「主人」は符号か 相手の配偶者の呼び方 …

笠松宏至『法と言葉の中世史』平凡社選書86

1984年9月12日 初版第1刷発行 (ライブラリー版 ISBN:4582760325) I 中世の「傍輩」 甲乙人 中央の儀 僧の忠節 II 仏物・僧物・人物 折中の法卿 中世の「古文書」 III 中世の法意識 IV 「傍例」の亡霊 式目はやさしいか 正応元年の追加法 『結城氏新法度』…

本田和子『女学生の系譜 彩色される明治』青土社

一九九〇年七月一〇日第一刷発行 ISBN:4791750853I 「女学生」の誕生 装飾される都市 時代のヒロイン開化の記号 女学生のイコノロジーII 髷からの解放 丸う結ぶや束髪《たばねがみ》 断髪-近代の視覚化 女たちのディスクール 風俗と思想花開く明治、登場する…

秋山正美『少女たちの昭和史』新潮社

一九九二年一二月一五日発行 ISBN:4103898011 目 次 サンドウィッチとみそ汁 昭和の少女たちの衣食住あれこれ 第一回ファッション・ショーのころ 早起き少女たちのあわただしい朝 ご飯のお代わりも弁当つくりも 学校は寒くて暑いところだった あしたの朝の飯…

斎藤良輔『しゃれの文化史──言語遊戯アナリシス──』未來社

一九八九年八月一〇日 第一刷発行 ISBN:4624600827 二つの「しゃれ」の時代 第一章「しゃれ」文化の開花 「おしゃれ」と「しゃれ」 江戸のダンディズム いろいろな「しゃれ」 鬼平の「しゃれ」から 第二章「しゃれ」文化の再開花 「文明開花」とその後 昭和…

徳田武『日本近世小説と中国小説』日本書誌学大系51

昭和六二年五月二五日印行 定価 三八、〇〇〇円 青裳堂書店 序文 暉峻康隆 序章第一部 読本前史 第一章 中国講史小説と通俗軍談 第二章 『通俗三国志』の訳者 第三章 『三国誌後伝』と『通俗続三国志』 第四章 『通俗元明軍談」と『英烈伝』 第五章 『通俗台…