三田村鳶魚全集 第三巻

御殿女中
 御殿女中の研究
 御殿女中の髪飾・服装
  結髪様式のさまざま
  女服のあらまし
  服装のいろいろ
  調度の品々
  長局のくさぐさ
 母の御本丸の話
 文政奇談夢物語
 副書条々
  一 奥女中の総数
  二 おの字名・三字名
  三 大奥女中風俗
  四 御誓詞前書
  五 赤裸の引回し
  六 大奥の雛
  七 お手付の御中臈
  八 長局出入りの監視
  九 入仕当初の給与
  十 奥の役人
  十一 奥女中法度
  十二 御本丸等の地坪及び建造
  十三 御本丸大奥絵図
  十四 『旧事諮問録』
  十五 御寿命紐
  十六 奥女中の身長
  十七 金張付


御殿女中続考
 稼がれる御殿女中
  弥次喜多の思遣り
  恥しがる慶頼卿
  御添寝の飲む散薬
  妻妾の停年制
  奥泊の不自由な証拠
  家斉将軍の乱行
  烈公の女寵講話
  御家騒動は財政から
  御奉公が大切
  女から大方の賃を取る
 稼ぐ御殿女中
  貧乏が薬
  紫縮緬の風呂敷包
  夢茶屋の奇論
  とんだ御祈祷
  西瓜好みの長局
  日潤は菊五郎
  希有な女探偵
  手際のいい阿部捌き
  お美代の方の伝記の内
  三代続いた智泉院の女犯
  畳屋太兵衛の殉教
  長持に入れた女人形
  坊主びっくり貂の皮
  感応寺造営
  七ツ口の貫目吟味
 御殿女中の話
  柳営と違う諸侯の奥向
  奥方に属する奥女中
  一生奉公は無期限
  御三の問からが目見以下
  間違えられた源氏名
  ものものしい誓詞の見本
  病気を申立ての宿下り
  自分の供は自分の手で
  五尺もある長かもじ
  ピンと立った提帯
  野郎から起った赤褌
  役得になった研ぎ上げの米
  駕籠を受け取る御輿あげ女中
  女中の供につく鍵番
  幕末にあったお抱芸者
  御茶小姓に当るおしん切り
  男は御前、女は御前様
  板戸の柱に貼った名前
  びくびくものの御錠口
  一生一度の御表拝見
  長かもじは元服してから
  不標緻者の集り
  竹内かね媼(談)
 奥女中の三拍子
 御殿女中研究の指導
 御年寄大崎
  老中も恐れるその格式
  御年寄大崎とは
  定信と争う
  御老中対々
  改革と御年寄の態度
  尊号一件


編集後記