中野三敏『江戸文化評判記 雅俗融和の世界』中公新書1099

中央公論社
1992年10月15日初版
ISBN:412101099X


一人乗りのタイム・マシーンー「まえがき」

巻ノ一 江戸的文化
 一、江戸的文化あり
 ニ、ラクダは二瘤とはかぎらない
 三、十八世紀の江戸
 四、浮世絵の雅俗
 五、出版社の氏神徳川吉宗
 六、戯作者の救いの神・松平定信
 七、文化元年の文化
 八、江戸の都市生活
 九、江戸っ子の誕生
 十、江戸っ子のアイデンティティ

巻ノ二 江戸の中央と地方
 一、江戸の中央と地方
 ニ、国東半島は僻地か
 三、化政期ころの別府温泉
 四、文芸趣味大名・松浦静山
 五、古典趣味大名・松平忠房
 六、詩歌趣味大名・鍋島直条
 七、売茶翁の風流
 八、洋学者の作った売茶翁のレリーフ
 九、天龍道人の葡萄
 十、田舎版の心意気
十一、筑前博多出版事始
十二、久留米の板木彫り
十三、『福博新詞』の世界

巻ノ三 廓の素顔
 一、廓の素顔
 ニ、遊女評判記
 三、中華風遊女評判記
 四、洋風遊女評判記
 五、十七世紀の手練手管
 六、太夫の条件
 七、水は方円の器に従う
 八、一に通じて万事畢る
 九、通・半可通
 十、「いき」についての野暮な解説
十一、春画の見方

巻ノ四 箸休め
 一、箸休め一言芳談
 二、国学者俳諧
 三、老境の詠
 四、〓斎好きの北斎嫌い 鍬形〓斎
 五、秋圃と馬琴
 六、上方の子供絵本
 七、艶二郎の出自
 八、筆は一本なり、箸は二本なり
 九、天保老人学海先生
巻ノ五 伝記屋開店
 一、伝記屋営業規約
 ニ、自堕落先生
 三、大田南畝の鬱憤ばらし
 四、癖史
 五、売炭翁・売酒郎
 六、鵬斎酒仏
 七、下戸伝
 八、下戸の建てたる文倉
 九、亀齢軒斗遠の風流
 十、『江戸方角分』と写楽
 十一、夜雨禅師蘭陵越宗

巻ノ六 和本礼賛
 一、和本礼賛
 ニ、図書館について
 三、古本屋・賛
 四、紙碑
 五、竹清老と森翁
 六、本の虫
 七、端本のめぐり合い
 八、江戸の出版文化
 九、書物に身分あり
 十、近世の活字

江戸はなぜおもしろいかー「あとがき」

参考文献一覧