清永孝『裁かれる大正の女たち』中公新書

1994年4月25日発行




    目次
 はじめに
第一章 遺憾ながら許容せず
    らいてうの希い
 一、病人のような月
 二、惚れたなら惚れたで宣いではないか
第二章 「猥褻」の波紋
    「アダムとイブ」も西鶴
 一、接吻の光景
 二、怒鳴ってみたい
 三、蓄妾道徳論
第三章 魔性と不貞
    須磨子・白蓮・秋子たち
 一、出る杭 
 二、再婚の波紋 
 三、一切を知らざる者の……
 四、同情と憎しみ
第四章 良風美俗のため
    悲惨な乳幼児
 一、活人画騒動
 二、風教の安全弁 
第五章 「耳隠し」の人々
    流行と愛国心
 一、公論とコウロン
 二、検閲の行方町
 三、骨抜きどじょう
 四、亡国の兆し
第六章 教科書・軍歌・籠の鳥
    ひるがえる弔旗
 一、ある推測
 二、貉の歌
 三、あんな鴎外などという……
第七章 「ご辛抱なさいまし」
    大正の人生相談
 一、叔父からの手紙
 二、女偏はみな悪い
おわりに