大石慎三郎『江戸時代』中公新書

中公新書476

江戸時代 (中公新書 (476))

江戸時代 (中公新書 (476))

昭和52年8月25日初版
昭和57年2月1日5版




    目次
はじめに
1 世界史にとりこまれた日本
 1 コロンブスの錯誤
 2 黄金の国、日本
 3 狙われた日本の金銀
 4 第一次開国"鎖国"
2 "大開発の時代"とその終焉
 1 つくりかえられた沖積層平野
 2 農耕地の大量造出
 3 新田開発とはなにか
 4 おしすすめられた小農自立
 5 急ぎすぎた開発のとがめ
 6 近世農政の大転換点
3 構築された社会
 「身分統制令」と平賀源内の悲劇
 近世城下町の成立事情  72
 "水につけた"城下町  81
 城下町の仕組み  85
4 江戸の成立と発展
 1 城下町江戸の成立
 2 吉原から新吉原へ──江戸の再生
 3 江戸の町数と人口
 4 江戸の交通問題──駕籠と車
 5 採尿と塵芥の問題
5 絹と黄金
 1 後水尾天皇徳川幕府  瑠
 2 "衣装狂い"する東福門院  瑚
 3 尾形光琳の出自  54
 4 衣装代に消えた日本の金銀  蜘
6 分水嶺の時代
 1 農書の時代
 2 農民的剰余の成立とその影響
 3 動揺する社会構成原理  79
7 顔の社会
 1 地方役人の汚職江戸幕府の対策
 2 幕府高官にまつわる汚職談  99
 3 誤られた田沼像  ㎎
 4 "顔をつなぐ"社会  08
 5 幕府政治の支配システム
8 近世から明治維新
 1 明治維新の利得老をさぐる
 2 領主階級と明治維新  篇
 3 寄生地主明治維新 43
参考文献