小林行雄『民族の起源』塙新書
1972年2月25日 初版1刷
1972年5月25日 初版2刷
目次
日本古代文化の諸問題
はしがき
神話と古代文化
考古学上から見た日本の建国
神武東征物語と弥生文化
出雲神話と青銅器
考古学と神話
縄文文化と弥生文化
弥生式土器の誕生
大陸系石器の伝来
古代文化と人種論
農耕の開始
弥生文化の地方化
縄文文化の終末期
縄文文化と弥生文化との交流
弥生文化と古墳文化
弥生式土器と土師器
古墳の起源
遺物の消長
青銅器埋蔵遺跡と古墳
鏡の伝世と副葬
三種の神器
大和王権と古墳文化
邪馬台国
古代文化の実年代
民族の起源
天羽羽矢
天孫の証拠の品
神人同俗
異族意識
銅鐸と銅剣銅矛
二勢力圏対立説
国産青銅器の原料
輸入銅利器から作ったもの
銅鐸をもつ地域・もたぬ地域
稲と弥生時代人
青銅器をもたぬ第三地域
弥生前期の稲作東限線
縄文時代人と弥生時代人
弥生時代人は長身
長身新民族の渡来
抜歯の風習
抜歯していた英雄
抜歯風習の継承と廃絶
女性戦士と抜歯
縄文時代の貯蔵食料
抜歯型式の境界線
晩期磨消縄文土器の西界
山内博士の鮭鱒論
澱粉食の習慣と稲作
縄文時代人
地域差のある縄文式土器
日本石器時代人は単一民族
縄文をつけた井草式土器
押型文土器
田戸住吉町系土器
倭人と蝦夷
委人・委種
倭王から倭国王ヘ
書紀の蝦夷観
まつろわぬ蝦夷
「えみし」と「えぞ」と
日本石器時代人アイヌ説
帰化人と騎馬民族
周縁民族との混血
畿内日本人と朝鮮人
騎馬民族渡来説
文学の源泉
原始の心と造型
文学の源泉へ
蛇形の装飾
土偶と石棒と
抜歯と叉状研歯
銅鐸の絵物語
銅鐸はかたる
埴輪のこころ
人馬の埴輪の登場
石製祭器の奉献
直弧文のいのり
壁画の世界
須恵器の小像
よもつへぐい
古代人のイメージ
古代の神と人
先住民族はアイヌか
原日本人説
日本人はみな同じか
先土器時代人の登場
槍と弓矢と
縄文式土器の出現
稲作の始まり
金属器の導入
国産の青銅器
ムラからクニへ
女王卑弥呼
三世紀のヤマト
同笵鏡の追跡
銅鐸の終焉
古墳の出現
神宝の放棄
ひろがる国産宝器
大古墳の時代
古墳の変貌
横穴式石室の採用
乗馬の風習
金銀へのあこがれ
倭の五王
南朝の鏡
日向と吉備と東国と
蝦夷とは
熊襲と
隼人と帰化人の功績
注
あとがき
索引