金岡照光『敦煌の絵物語』東方選書

1981年12月25日 初版第1刷発行
1985年8月30日 初版第2刷発行

敦煌の絵物語 (東方選書 (8))

敦煌の絵物語 (東方選書 (8))


第一章 敦煌の文化と実態
  一、敦煌写本の発見
     敦煌シルクロード、ブームの要因
     敦煌写本の発見(
  二、敦煌千仏洞の絵画
     壁画の紹介
     敦煌絵画の問題点
  三、敦煌の現状
     飛躍的な敦煌ブーム
     敦煌はいまどうなっているか
  四、敦煌研究の歩み─現状を主として─
     写本の公開と目録
     敦煌研究の国際交流
第二章 敦煌の物語
  一、変文という文学
     敦煌文学文献の形態
     講経文
     変文体
     絵解き講唱としての変文
     降魔変文画巻本
     街頭で語られた「王昭君変文」
     変という名の意味
     「変」は「変文」の略称か
  二、仏の伝記
     仏陀の物語の材料─本生譚─
     仏陀の物語─仏伝類─
  三、神変物語
     「降魔変文」の資料と問題点
     「賢愚経」に見られる説話
     「降魔変文」の構成と展開
     法術くらべの順序と「降魔変文」画巻本
  四、冥界・地獄物語
     敦煌文献の地獄物語の資料
     「目連縁起」について
     北京本「地獄変文」
     唐太宗入冥記
     地獄変文と地獄変相
  五、王昭君物語
     敦煌の「王昭君変文」の資料
     王昭君物語の淵源と転変
     敦煌本「王昭君変文」の特色
     昭君変文と画巻
参考文献
あとがき