谷沢永一『読書人の観潮』

潮出版社 1996.6.25 ISBN:4267014027


阪神大震災
私の書庫被災白書
きつい"お灸"
大阪にはノックが似合う
司馬遼太郎智慧の文学」という贈りもの
経営トップの好きな日本人アンケートを読んで
補佐役に求められる二〇の心得
なぜ日本人はランキングが好きなのか
松下幸之助は「仕事と生き甲斐」をどう語ったか
松下幸之助「人づくり」の智慧
三重野日銀総裁の「釈明せず」を許さず
私の生活信条
ヤル気を起こした
国民を賢くしてくれた一陣の風
古書店の悲しき異変
先生の電話
卒業論文
    *
樅の木は残った』を語る
誠実な手作り『三省堂国語辞典
飛びきりの名著 渡部昇一『腐敗の時代』
貿易統計のウソを見抜く 大前研一『世界が見える日本が見える』
「デフレ時代の開幕と経営戦略」長谷川慶太郎『日本はこう変わる』
熟慮の末に選ばれた穏健な指摘 竹内宏『見直しニッポン経営論』
「通説」という共同幻影 並木信義『産業・経済通説のウソとマコト』
生活の智慧を磨く情報 長谷川慶太郎『日本の時代90年代を読む』
戦後の歴史観に甚大な衝撃 渡部昇一『日本史から見た日本人・昭和編』
今の世に稀な生真面目の論理 桂文珍『落語的学問のすすめ
子供の世界へ大人をも誘導する 向井元子『虹の町の案内板』
日本型雇用形態を分析し見送る 日下公人『個性を以て貴しとす』
バブル経済を演出した人たち 斎藤精一郎『生き残れるか日本経済』
バブル現象の原因を透視する 飯田経夫『日本経済の目標』
平土間で、明るく陽気に、語り尽くす 渡部昇一『文科の時代』
文化を支え伝える人たち ゴットフリート・ロスト『司書-宝番か餌番か』
練達のチチェローネが描く時代の鼓動 井上章一法隆寺への精神史』
野村愛正の『三国志物語』について
穏健だが厳しい選別 阿部謹也『読書の軌跡』
一読、巻を措く能わず 渡部昇一『萬犬虚に吠える』
緑雨対紅葉
中嶋嶺雄の仕事
文体の生育史を探る 鴨下信一『忘れられた名文たち』
不況演出の元凶示す 飛岡健『官製不況
絢爛たる収蔵の富 関西大学図書館編『おおさか 文藝書画展』
人間史の傑作 宮崎市定『アジア史概説』
E・S・ガードナーの三作
勧め甲斐のある本
時代を読む本三冊
編集者と著者との密談
●巻末月報
私にとっての谷沢永一さん         会田雄次
谷沢永一再入門   『評言と構想』の頃     栗坪良樹
開眼の導師・谷沢永一           大西貢

装丁 平野甲賀