『潁原退藏著作集第十七卷』中央公論社

昭和五十五年一月十日発行




目 次
江戸時代前期の小説
仮名草子
 一 仮名草子の名義 
 二 仮名草子の発生 
 三 仮名草子の本質
 四 仮名草子の形態 
 五 仮名草子各説
仮名草子の三教一致的思想について
近世怪異小説の一源流
京阪《かみがた》の遊女評判記
近世文学選釈──仮名草子
 一 恨之介 
 二 尤之双紙 
 三 東海道名所記
 四 可笑記
 五 元の木阿弥物語 
 六 たきつけ草・もえくゐ・けしずみ
浮世草子の発生と展開
「うきよ」名義考──浮世草子に関する一考察
好色本に関する一小考──『好色袖鑑』について
『好色大神楽』について
浮世草子改題本の二三について
西鶴の生涯と著作
西鶴の芸術と人
井原西鶴の研究
西鶴著作考
西鶴年譜
健康な西鶴
西鶴の歴史的意義
古典としての西鶴
西鶴断片
西鶴のエロティシズム
西鶴の人間探究
世間胸算用』について
西鶴の大衆化──その註釈と翻刻について
荒木田麗女
黄表紙の構成
黄表紙
黄表紙『節季夜行』

三馬の芸術
三馬雑記
三馬の広告文学

偐紫田舎源氏
合巻は一九の工夫か

後記