映像文化協会『江戸時代の朝鮮通信使』毎日新聞社

昭和54.12.25 発行


江戸時代の朝鮮通信使      中村栄孝
 一、交隣外交の由来
 二、一五・六世紀の朝鮮通信使
 三、一七・八世紀の朝鮮通信使
 四、交隣外交と文化の交流
 五、交隣外交の終末

朝鮮通信使雨森芳洲      上田正昭
 一、通信使の修交
 二、雨森芳洲の学風
 三、芳洲の思想と行動

唐子踊りと朝鮮軸        李進煕
 一、民衆レベルの交流
 二、李朝の民画の影響

対馬藩倭館貿易        田代和生
 はじめに
 一、「鎖国」下の日朝関係
 二、「日本人町倭館
 三、倭館貿易の展開
 四、輸出銀の問題

朝鮮通信使鞆の浦       姜在彦
 一、朝鮮に紹介された伊藤仁斎
 二、日本の「文勝の効」の発見
 三、「日東第一形勝」─対潮楼

朝鮮通信使と歌舞伎       角田豊
 一、みずから慎むのみ
 二、「漢人韓文手管始」

朝鮮通信使の絵画        吉田宏志
 はじめに
 一、日本人が描いた朝鮮通信使の絵画
 二、朝鮮人が日本で描いた絵画
 おわりに

日光と朝鮮通信使        大瀧晴子
 はじめに
 一、将軍、通信使を日光へ招待
 二、陽明門を最初に見た外国人
 三、『東照社縁起』の通信使
 四、日光山致祭の盛儀
 五、国王進物と通信使のあとをたどって
 おわりに

朝鮮通信使の遺墨        李元植
 一、通信使の来日
 二、筆談・唱酬
 三、信使の遺墨

あとがきにかえて      辛基秀

装幀/安彦勝博