片塩二朗『秀英体研究』大日本印刷株式会社

発行日　二〇〇四年一二月一二日
編集制作　　株式会社朗文堂制作室

一　はじめに
　　　　一−一　秀英体研究にあたって
　　　　一−二　活字見本帳の一覧表
二　秀英体の揺籃の地をさぐる
　　　　二−一　秀英舎の誕生とその命名者
　　　　ニ−二　新聞の印刷からはじまった秀英舎の歴史
　　　　ニ−三　書物公版印刷所としての秀英舎
　　　　ニ−四　保田久成による『印刷雑誌』の刊行と印刷術講座の翻訳
　　　　ニ−五　もうひとつの源流としての日清印刷
三　製文堂の創設と秀英体の誕生　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　三−一　秀英舎鋳造部(製文堂)の誕生
　　　　三−二　秀英舎の最初期の活字見本帳『活版見本帖　未完』
　　　　三−三　本格的な活字見本帳の完成『活版見本帖』
　　　　三−四　少年工芸文庫第八編『活版の巻』
　　　　三−五　号数体系とポイント体系の混迷
　　　　三−六　金属活字時代の最高峰の見本帳、大正三年版『活版見本帖』
　　　　三−七　号数体系とポイント体系活字の共存への提案
　　　　三−八　日清戦争と秀英舎
　　　　三−九　秀英舎庭契会の存在
四　秀英舎活字見本帳原寸紹介　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　四−一　号数体系サイズ別見本帳
　　　　四−二　『活版見本帖　未完』推定明治二九年
　　　　四−三　『活版見本帖Type Specimens』明治三六年
　　　　四−四　『活版見本帖Type Specimens』大正三年
五　号数体系活字における秀英体ひら仮名の考察　　　　　　　　　　　
　　　　五−一　考察の手法
　　　　五−二　秀英体初号ひら仮名の考察
　　　　五−三　秀英体一号ひら仮名の考察
　　　　五−四　秀英体二号ひら仮名の考察
　　　　五−五　秀英体三号ひら仮名の考察
　　　　五−六　秀英体四号ひら仮名の考察
　　　　五−七　秀英体五号ひら仮名の考察
　　　　五−八　秀英体六号ひら仮名の考察
六　築地活版所活字見本帳原寸紹介
　　　　六−一　『Book of Specimens』明治一〇年
　　　　六−二　『新製見本　 Specimens of New Types』明治二一年
　　　　六−三　『活版見本　 Specimens Book of Types』明治三六年
　　　　六−四　『活字と機械』大正三年
七　秀英舎と築地活版所　見本帳別の考察
　　　　七−一　考察の視点
　　　　七−二　築地活版所[T]44『Book of Specimens』一八七七年(明治一〇)
　　　　七−三　築地活版所[T]45『新製見本』一八八八年(明治二一)
　　　　七−四　築地活版所[T]46『活版見本』一九〇三年(明治三六)
　　　　七−五　秀英舎[S]32『活版見本帖　未完』推定一八九六年(明治二九)
　　　　七−六　秀英舎[S]34『活版見本帖』一九〇三年(明治三六)
　　　　七−七　秀英舎[S]35『活版見本帖』一九一四年(大正三)
　　　　七−八　秀英舎号数体系サイズ別見本帳
八　ポイント制活字の開発と機械式活字母型彫刻機
　　　　八−一　工芸者の時代から技術者の時代へ
　　　　八−二　秀英体のポイント制活字への移行
　　　　八−三　雑誌をかえた『キング』の創刊と、円本時代の到来
　　　　八−四　自動活字鋳造機と和文モノタイプの導入
　　　　八−五　はじめての「秀英体」ということばの登場
　　　　八−六　機械式活字母型彫刻機による活字の改刻
　　　　八−七　大日本印刷の文字原図となり現在につらなった秀英体明朝四号
　　　　八−八　保存されていた大日本印刷の文字原図『新活字資料』
九　秀英体、平成の大改刻へのすすめ
　　　　九−一　佐久間貞一の墨書の解読
　　　　九−二　庭契会によるふたつの追悼集を見る
　　　　九−三　現存している秀英体の活字父型
　　　　九−四　秀英体A型仮名書風と秀英体B型仮名書風の源流とは