『小学館の80年』

二〇〇四年五月二十六日 発行
ISBN:4096730807


〈カラーグラフ〉
歴代社長「社訓」「四つの誓い」社歌 草創期の人々
「礎となった」学習雑誌、教育雑誌、草創期の書籍
「時代が読める」雑誌創刊号
    (男性誌女性誌、情報誌、文芸誌、総合誌)
ジャンル別戦後のベストセラー・ロングセラー
    (事典、辞典、図鑑、児童書、攻略本、全集、一般書、文庫、メディア・ミックス商品)
時代の寵児コミック誌創刊号
    (少年誌・青年誌、少女誌・レディース誌)
男性向け・女性向けコミックス発行部数ベスト10
レクリエーション思い出のひとこま 「あの日」「あの時」
    (運動会、野球大会、ボウリング大会、懇親会、釣り大会、ナイトクルージング、水泳大会、キャンプバス、潮干狩り、納涼まつり、ひなまつり、お茶会)
創業記念日 本社社屋の変遷
神保町 Before&After 大正から昭和初期にかけて
新聞広告で表現する「現在」


       〈本編〉
第1部 波瀾万丈の草創期
            創業者・相賀武夫の時代(一九二二−一九三八)
 第1章 創業前史〔一八九七−一九二二〕
    一話   創業の日
    二話   創業者・相賀武夫の人脈
    三話   大正デモクラシーと学習雑誌の活況
    四話   新雑誌創刊
 第2章 学年別学習雑誌創刊〔一九二二−一九二七〕
    五話   『小学五年生』『小学六年生』発売
    六話   関東大震災発生
    七話   学年別学習雑誌が揃う
    八話   共同書籍株式会社を辞任、神保町へ帰る
    九話   集英社誕生
 第3章 不屈の社業躍進〔一九二七-一九三二〕
    十話   円本ブームと『現代ユウモア全集』の立案
    十一話  『小学生の学習全集』刊行と武夫の発病
    十二話  病床からも細かな指示を
    十三話  幼年誌二誌を創刊、八大学習雑誌へ
    十四話  創業十周年を迎える
    十五話  本社ビルを購入、改装
 第4章 戦時統制下の出版〔一九三二−一九四五〕,
    十六話  月間発行部数一〇〇万部突破を目指す
    十七話  武夫死去
    十八話  強まりゆく戦時色の中で
    十九話  国民学校令と雑誌統合
    二十話  個人経営組織から株式会社へ
第2部 疾風怒濤の成長期
            前社長・相賀徹夫の時代(一九四五−一九九二)
 第5章 戦後の混迷の中で〔一九四五-一九四七〕
    二十一話 戦後の再出発
    二十二話 戦後の出版ブームと日本出版協会
    二十三話 学年別学習雑誌復刊へ向けて
    二十四話 総合雑誌『新人』創刊と新教育雑誌創刊
    二十五話 公職追放と新体制発足
 第6章 第二の創業〔一九四七-一九五一〕
    二十六話 『少年王者』の出版と集英社の独立
    二十七話 学年別学習雑誌六誌の復刊成る
    二十八話 一九四九年一月号の大勝負
    二十九話 中学生雑誌の好調
    三十話  日配閉鎖と出版物流通機構の自由化
 第7章 大飛躍への試練〔一九五一-一九五九〕
    三十一話 創業三十周年記念事業
    三十二話 初めての大型企画『図説日本文化史大系』を構想
    三十三話 講談社との学年誌戦争勃発
    三十四話 火を噴く攻防戦
    三十五話 中学生雑誌も学年別に
    三十六話 威力を発揮した販売促進体制
    三十七話 日本初の少年週刊誌『週刊少年サンデー』創刊
    三十八話 『女学生の友』から『マドモアゼル』創刊へ
 策8章 枝葉を広げゆく雑誌・書籍(一九五九−一九六三)
    三十九話 『日本百科大事典』刊行前夜
    四十話  『日本百科大事典』刊行
    四十一話 創業四十周年と『週刊女性セブン』創刊
    四十二話 『ボーイズライフ』創刊
    四十三話 多様化する書籍出版
 第9章 知識を総合する出版社へ〔一九六三−一九六八〕
    四十四話 悲願の小学館ビル建設
    四十五話 『日本百科大事典』が拓いた道
    四十六話 変わる子ども文化と『週刊少年サンデー
    四十七話 最初のカラー百科『世界原色百科事典』刊行
    四十八話 戦国時代を迎えた百科事典
 第10章 つねに冒険心をもって事に当たろう〔一九六八-一九七一〕
    四十九話 ユミックの種を蒔く
    五十話  『週刊ポスト』創刊
    五十一話 冒険の自由・発言の自由・失敗の自由
    五十二話 辞典の体系化を進める
    五十三話 『日本古典文学全集』全五十一巻刊行開始
 第11章 創業五十周年の快挙〔一九七一−一九七三〕
    五十四話 『日本国語大辞典』の編集開始
    五十五話 記録ずくめの大事業
    五十六話 創業五十周年を迎えて
    五十七話 学年別学習雑誌の大躍進
 第12章 石油ショック前後〔一九七三-一九七五〕
    五十八話 深刻化する用紙不足
    五十九話 最新の日本通史『日本の歴史』刊行
    六十話  "クラスマガジン"『GORO』創刊
    六十一話 『写楽』と『FMレコパル』の創刊
    六十二話 広告売上げを伸ばす努力
 第13章 コミック誌の好調と情報誌の萌芽〔一九七六-一九八五〕
    六十三話 「雑高書低」からムック・単行本の成功まで
    六十四話 『オリジナル』と『スピリッツ』の創刊
    六十五話 「ドラえもん」ブームと『コロコロコミック
    六十六話 『BE-PAL』と『CanCam』の創刊
    六十七話 バラエティーに富む事典と辞典
    六十八話 歴史全集の刊行相次ぐ
 第14章 情報誌の時代〔一九八六−一九九一
    六十九話 『DIME』と『サライ』の創刊
    七十話  ブームをつくる『ビッグコミックスピリッツ
    七十一話 『週刊ポスト』『女性セブン』好調の原因………
    七十二話 CDブックと高額商品の成功
    七十三話 実用書の新展開

第3部 渾沌打開の変革期
            現社長・相賀昌宏の時代(一九九二〜)
 第15章 多角化する出版事業〔一九九二−一九九六〕
    七十四話 IT社会への対応
    七十五話 「ポケモン」ブームとキャラクター・ビジネス
    七十六話 『Oggi』の創刊とファッション誌の隆盛
    七十七話 文芸分野への挑戦
    七十八話 美術全集の成功と辞典・事典のデジタル化
 第16章 未来へ向かって〔一九九七〜〕
    七十九話 メディアミックスと相次ぐミリオンセラー
    八十話  出版界活性化のために
    八十一話 ファッション誌の伝統引き継ぐ『美的』
    八十二話 創業八十周年記念三大企画

〈資料編〉
各賞受賞者と作品
    「小学館文学賞」「小学館絵画賞」「小学館児童出版文化賞
    「小学館ノンフィクション大賞」「小学館漫画賞
年度別雑誌・書籍発行実績
各年次入社者名簿
参考文献
協力者
あとがき
装頼 菊地信義